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ルクセンブルクの休日

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小さな大公国で過ごす、満ち足りたほんのひと時の休日

ドイツで朝食、フランスでランチ、ベルギーでディナーを楽しんだ後、家に帰ってナイトキャップ...そんな冒険旅行も悪くはありませんが、ルクセンブルクを訪れた多くの人々が、本当の「週末の過ごし方」を発見するといいます。

大国の首都と異なり、一千年の歴史を持つこの要塞都市は、ゆったりとした午後の散策にとっておきの風景でもてなしてくれます。

たとえば、「ヨーロッパの美しきバルコニー」として知られる古い城壁の上の「コルニッシュ」(見晴らしのよい城壁沿いの道)を歩いてみてはいかがでしょうか?首都 capital cityの中心街は、 長さ1.6キロメートル、幅2.4キロメートルほどの小さな区域であるため、道に迷うこともありませんし、目的地を探すのに無駄な時間を使うこともありません。

博物館 museumを探訪されてもいいですし、洗練されたレストラン restaurants(ルクセンブルクは単位面積あたり世界で最もミシェラン星 Michelin stars に格付けされたレストランが多いことでも有名)でディナーを食べた後、コンサート concertに出かけてみるのもいいでしょう。

翌朝は少し朝寝坊したとしても、首都の主な場所を一巡りするには十分間に合います。バスか電車に乗ってわずか5分行くだけで、あまり人の手の入っていない素晴らしい自然の只中にいます。世界でも最も緻密に張り巡らされたハイキング道を歩けば心身ともにリフレッシュすることでしょう。

Luxembourg City - The Petrusse Valley



ルクセンブルクの見どころと休日の過ごし方


ルクセンブルク市 Luxembourg Cityは、ヨーロッパで最も小さい主権国家の首都です。ルクセンブルク大公国は、南北84キロメートルしかなく、人口も50万人足らずです。国際的にも知られた首都はペトリュス川とアルゼット川を望む岩肌の最上部にあり、古い城壁からの眺めは、昼夜を問わず息を呑むほどの光景を見せてくれます。

中世には、ルクセンブルク市は「北のジブラルタル」と呼ばれ、難攻不落の要塞でした。当時の城壁や要塞の一部は現在も残っています。現在、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

ルクセンブルクには、グルメのためのレストランやオープン・バーやカフェがある他、ナイトスポットも活況を呈しています。ルクセンブルクへは、ロンドンから飛行機でわずか1時間の距離で、日に10便 flightsが往来しています。

ルクセンブルクの見どころ

Luxembourg City - remnants of the fortress. Picture taken from the "Corniche" [Photo: Serge Moes]

Luxembourg City, fortifications along the river Alzette

ルクセンブルク城塞

城塞の中の砲郭は「ボック」と呼ばれ、936年に岩の上に築かれました。現在は、石塔の基礎と「空洞の歯」と呼ばれる鐘楼が残っているだけです。(実際にご覧になれば名前の由来がおわかりでしょう。)

考古学的な発掘調査により当時の城塞の規模もわかっており、遺跡博物館には城塞の歴史が展示されています。この遺跡博物館は穹窖(きゅうこう)の入口にもなっており、その先にはかつて23キロメートルにおよんだと言われている人工の地下壕が続いています。1644年以降、城が攻撃された時に人間や馬や甲冑の収容場所として使われました。

Luxembourg City, the "bock" rock,  the original citadel within the fortress


Luxembourg city, the river Alzette in the "Grund" area



The olden "broadway" leads  to the upper town

Luxembourg City,  a corner in the old town

旧市街


石畳の道、歴史的な建物、博物館や美術館が、現代的なブティックやオープン・カフェと織り交ざるようにして並び、魅力的な街の雰囲気を創り出しています。ルクセンブルクの公園や庭園は旧市街から発しており、街の散策には理想的な条件を与えています。

特に、規模が小さいので(市街図 street map参照)、現代と伝統が融合したような雰囲気をかもし出しています。市街地から約60メートル下りたところが、平和と静寂のオアシスとなっているペトリュス渓谷です。

Petrusse Valley with the shadow of the Pont Adolphe

Petrusse Valley with the "Pont Adolphe"

The Petrusse Valley with the "Viaduc" bridge in the background

ダルム広場

ダルム広場 Place d'Armesは、街の「憩いの場」として親しまれています。旧市街の中心にあって緑に囲まれた広場にはオープン・カフェや中央には野外音楽堂があり、散策を楽しむ人たちでにぎわいます。

ゆったりと腰を落ち着けて時の流れるまま、コーヒーやお菓子を食べながら、あるいは地元のビールやワインを試してみてはいかがでしょうか。夏の間中、無料で開かれる演奏会の調べに耳を傾けながら、くつろぎのひと時をお過ごしいただけます。

ダルム広場では、毎月第二土曜日に市のフリーマーケットが立ちます。

市営の観光案内所もダルム広場にあります。(右上写真)

Flea market on the Place d'Armes

Place d'Armes - The "Cercle" building houses the City tourist office

The Place d'Armes

Luxembourg City - Place d'Armes: Sit and watch the world go by


Place Guillaume - Knuedler

Vegetable market on place Guillaume

隣の「ギョーム広場」は「クニュドラー」として知られますが、毎週水曜日と土曜日の朝から午後1時まで野菜市場が立ちます。

街中心部へのアクセスは、クニュドラー下の地下駐車場(入口はノートル・ダム通り)が便利です。

市街地図 City street mapB2をご覧ください。

Vegetable seller on place Guillaume

Luxembourg City, The Grand-Dcual Palace

大公宮殿

現在の大公宮殿は、もともと16世紀に町政庁舎として建てられたものでしたが、19世紀にルクセンブルク公家によって使われるようになりました。

夏の間はガイド付きツアーがご利用いただけます。宮殿内の部屋を見てまわることができ、瀟洒なタペストリーやシャンデリア、木製のパネル画をご覧いただくことができます。(このツアーは、市観光案内所city tourist officeが行っています。)

The Grand-Ducal Palace

国立歴史・美術博物館Musée National d'Histoire et d'Art

この博物館は、旧魚市場(マルシェ・オ・ポワソン)に近接する中世建築の家屋を利用して建てられています。石器時代から現代まで、同館が収集した絵画・工芸品・彫刻などのコレクションが120以上もの部屋に陳列されています。

この博物館は、地元の芸術家の作品以外にも、ターナー(ルクセンブルク市の美しい絵画数点を含む)、ルーベンス、レンブラント、ブリューゲルなどの作品も所蔵しています。

2004年に同館の展示場所を2倍に拡張した際に、旧広場周辺の家屋と比べて建物の外部正面が大胆すぎると当初かなり物議を醸したことがありました。

National Museum of History and Art on Luxembourg's Fishmarket square

Museum of the History of Luxembourg City .

この他にも、ルクセンブルク市立歴史博物館 Musée d'Histoire de la Ville de Luxembourgは一見の価値があります。ルクセンブルク市の変遷や時代を通して人口の推移を遡ってみることができます。ルクセンブルク市のような小さな都市では、歴史博物館や美術館が近接していることはめずらしくありません。(詳細は、ルクセンブルク市博物館 Luxembourg museumsを参照してください。) 

博物館と言えば、著名な建築家であるI.M.ペイ氏によって設計され、20067月に開館した新しい博物館、MUDAMも忘れてはなりません。

.MUDAM, the new Museum of Modern Art in Luxembourg City

The Cathedral and the "Golden Lady" in the heart of Luxembourg City

ノートル・ダム大聖堂

ダルム広場を南に200メートルほど下った所に、17世紀に建立されたノートル・ダム大聖堂がペトリュス渓谷を見下ろすようにそびえています。1622年 にダニエル・ミューラーによって彫刻が施されたバロック様式の回廊は、イエズス会修道院の一部です(隣接する建物は、かつて修道士の教舎でしたが、現在は 国立図書館として使われています)。この聖堂は聖母マリアに捧げられたものですが、教会堂のアプス(至聖所)には、「悩める者と慰安者」の象徴である聖母 と子供の木像があります。

中世のルクセンブルク統治者の一人で、神聖ローマ皇帝カール4世の父であり、また今日チェコの創始者として知られる「盲目王」ジャンの墓が地下に安置されています。

ナイトスポット

Luxembourg City - The Petrusse Valley by night

数年前まで、ルクセンブルクのナイトスポットは他の都市に遅れを取っていましたが、最近急速に変わりつつあります。今日では、夜の催し物も充実してきています。party.lunightlife.lulive.luなどのサイトから、ルクセンブルクのイベント events in Luxembourgを調べることができます。できたばかりのロックオル Rockhalや、これも新しいフィルハーモニック・ホール Philharmonic hall、改築したばかりのグラン・テアトル Grand Théâtre(ア スベスト除去作業のため、過去数年閉鎖されていました。)をお楽しみいただくことができます。この他に、小さなクラブやバーも最近多くオープンしており、 あなたにふさわしい夜の過ごし方がきっと見つかるでしょう。夜のエンターテイメントについては、ダルム広場の観光案内所または駅でお問い合わせください。 あるいは、一晩中踊り明かしたいという方は、ひたすら城塞下方のグルント地区を目指してお出かけください。エスプリ通りの高台からリフトがご利用いただけ ますので、グルントまで数百段の階段を下りる必要はありません。鉄道駅の近くのにも、最近ナイトクラブやバーができています。

night scene in Luxembourg city

 

その他の催し

Petrusse Express

忘れてはならないのが、ペトリュス・エクスプレス・ミニ・トレイン Pétrusse Express miniature trainです。5月から10月の間、ミニ・トレインに乗ってペトリュス渓谷と城壁の周辺の素晴らしい光景を堪能することができます。しかも、美しい風景を楽しみながら、ヘッドフォンで千年都市の歴史解説を聞くことができます。

乗り物を使った市内観光は、他にも市内めぐり hop-on hop-offの観光バスがあります。旧市街と新市街を見比べることにより、首都の様子をより知ることができます。

もちろん乗り物を使わなくても、これらの名所はすべて徒歩でまわることができます。

Luxembourg-City Hop-on hop-off sightseeing bus

Luxembourg city buses

普通の市営バス city busesを使うこともできます。わずか5ユーロで国中の電車とバスが一日乗り放題のチケットがあります。首都から郊外に行ってみたいという人にお薦めなのが、ルクセンブルク・カード LuxembourgCardです。ホテルや旅行案内所、駅などお求めいただけます。このカードを使うと、50以上のアトラクション+公共の交通機関が安くご利用いただけます。カードには、1日券、2日券、3日券とあり、9ユーロからお求めいただけます。

さらに詳細については、Getting around Luxembourgをご参照ください。

ヴィアンデン

Vianden castle

Vianden castle

ヴィアンデン Viandenはドイツとの国境に接する美しい中世の町で、首都から北に向かってバスで一時間ほどの所にあります。1970年 代に昔の栄華の通りに修復されたヴィアンデン城が有名です。いにしえの武器や甲冑、家具、ゴブラン織りのタペストリー、絵画などが展示されています。ヴィ アンデンでは、音と光のイベントや、中世の祭り、馬上槍試合大会、木の実市など、常に何かのイベントが開催されています。詳細は、ヴィアンデン観光局のWebサイト Vianden tourist office web siteでお確かめください。


ヴィ クトル・ユーゴーが政治的な理由で国外追放になっている間、しばしばヴィアンデンを訪れており、彼が滞在していた家が現在はヴィクトル・ユーゴー博物館と して、ロダンによる胸像や、ユーゴーゆかりの家具や書類や絵画が陳列されています。丘の上の城までは、歩く代わりにリフト chairliftで行くことができます。小さな博物館も多くあります。


湖と城 Lakes and Castlesをめぐる観光バスツアーやビルメルバーンと呼ばれる汽車の形をしたバス Benni, the tourist trainなどの地元の観光ツアーがあります。

Vianden castle by night

エシュテルナッハ

The medieval market square of Echternach

Echternach in the throes of the "Dancing Procession"

エシュテルナッハ Echternachは、ルクセンブルク市から北東へ32キロメートルほど行ったドイツ国境の絵のように美しい小さな町です。中世の修道院が町を席捲した際、この地域にキリスト教の布教に訪れたアイルランド出身の修道士聖ウィリブロードによって698年に設立されました。ウィリブロードはルクセンブルクで唯一の聖人として、その棺が大教会(バジリカ)に安置されています。聖ウィリブロードを記念して、毎年、聖霊降臨祭の後の火曜日に、世界中でただ一箇所と言われているダンシング・プロセッション dancing processionが行われます。修道院博物館には11世紀に当地で作成された聖書の複製が陳列されている他、先史博物館には石器時代に当地に人がどのように住んでいたかが展示されています。「博物館はどうも…」という方は、エシュテルナッハ湖の近くで発掘されたローマ時代のヴィラ(住居跡)を訪れてみてはいかがでしょうか。2000年以上前の生活が再現されています。




Echternach

Museum of Prehistory, Echternach

The Roman Villa in Echternach

Walking in the Mulerthal, near Echternach

エシュテルナッハは、ルクセンブルグの小スイス Little Switzerland地方の中心都市です。岩肌の多い砂岩と、鬱蒼とした森林を無数の小川が縫うように流れていて、ハイカーにとっては天国とも言えるため、そのように呼ばれています。

クレルヴォー

首都から列車でわずか一時間ほど行くと、輝くばかりのアルデンヌ地方が見えてきます。クレルヴォー Clervauxには、独自のゴルフ golfコースもある他、名高いクレルヴォー城は博物館として生まれ変わり、ザ・ファミリー・オブ・マン The Family of Man」の写真展が常設されています。

The Family of Man exhibition in Clervaux castle

ルクセンブルク生まれでニューヨークの近代美術館(MoMA)の写真部門の館長を務めた、エドワード・スタイケンが1950年代に収集した写真を展示したザ・ファミリー・オブ・マン美術館には、「人間」をテーマに世界68カ国273人の写真家が撮った503枚の写真が展示されています。この写真展は、1950年代と60年代に世界中をまわって何度も展示され、900万人以上の人が見たと言われています。写真を、一つの芸術として確固たる地位に押し上げた記念碑的な写真展として知られており、2003年にはユネスコの「世界の記憶」 UNESCO's “Memory of the World” registerに登録されました。

Clervaux

 

モーゼル川

モーゼル川は、ドイツとの国境でもあり、ワインの生産地としても有名です。名高いモーゼル・ワインの名にふさわしく、この地方全体がワイン農場、試飲場、ぶどう園になっており、どこでも地元産のワインを試してみることができます。

レーミッヒ Remich、グレーヴェンマッハー Grevenmacher、シュタットブレディムス Stadtbredimus、ヴォルメルダンジ Wormeldange、などがワイン生産で有名ですが、モーゼル川沿いでは小さな村にいたるまでほとんどワインを造っています。以下の写真は、モーゼル川沿いで数多く行われるワイン祭りの一風景です。このワイン祭りでは、中央の噴水から無料のワインが流れています。こうした催し物に参加されて楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Moselle view

MS Princess Marie-Astrid pleasure cruiser on  Luxembourg's Moselle

Moselle wine festival in Luxembourg

ク ルージングとワイン・テイスティングをセットで:この地域一帯(特にレーミッヒとグレーヴェンマッハー)では、食事をしたりワインを飲んだりしながら(時 にはダンスさえ)、クルージングを楽しむことができます。ソーラー・デッキに横になって河岸の村々やワイン農場を眺めるだけでも、特別なひと時を過ごすこ とができるでしょう。(上記写真、遊覧船マリー・アストリッド妃 MS Marie-Astrid)

ルクセンブルクでモーゼル川沿いの町と言えば:「シェンゲン」は、ヨーロッパ内での出入国手続きを簡素化した協定の名前ですが、実はモーゼル川の最南端に位置する村の名前です。ドイツからもフランスからもちょうど200メートルの距離にあります。

レジャー

kayaking and cycling in Luxembourg

A "rope garden" in Luxembourg

waterskiing on Luxembourg's Moselle river

ルクセンブルクでレジャー・スポーツを楽しみたい方には、世界で最も緻密に張り巡らせた専用道でハイキングやサイクリングを楽しむことができます。あるいは、テニスやフィットネス・センターを利用することもできます。


「ルクセンブルクの小スイス Luxembourg's little Switzerland」として知られるエシュテルナッハには、この一帯の広大な森林や不思議な形をした砂岩群の間をめぐるハイキング道が数百もあり、ハイカーの黄金郷と言われています。

ゴルフ golfをお楽しみになりたい方には、18ホールのゴルフ場が5つあります。どのゴルフ場も、ルクセンブルク市から一時間以内で行くことができます。水上スポーツの愛好者には、シュール川上流の湖にある、中世の市場町エッシュ・シュル・シュール Esch-sur-Sûreでの水泳やセーリング、スキューバ・ダイビングなどはいかがでしょうか?湖畔の草原の上で寝転んだり、バーベキューを楽しんだりすることもできます。南東端のモンドルフ・レ・バン Mondorf-les-Bainsには、ルクセンブルク国内で唯一の温泉と、これも国内で唯一のカジノ casinoがあり、豪華な温泉庭園が併設されています。

あるいは、熱気球 Hot-air balloonに挑戦してみてはいかがでしょうか?(ルクセンブルクでは、熱気球の世界大会がしばしば行われます。)その他にも、四輪バイク、シュール川のカヤック下り、モーターボートの後ろで波乗り、ロープ・クライミングの腕試しにはロープ・ガーデン rope gardenなど、様々なレジャー・スポーツがお楽しみいただけます。

Painting courses in Luxembourg

pedaloes on the Remerschen lakes in Luxembourg

The lake  of the Upper Sure near Esch-sur-Sure

 

あなたなりのルクセンブルクの休日の過ごし方が見つかったでしょうか?



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www.visitluxembourg.jp

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last update: February 8, 2007